幸日記
5.132021
関市から特殊清掃依頼#5 片付け編2
これまでの記事のおさらい
#1では孤独死を発見した時にとるべき手順、特殊清掃業者の初動対処をご紹介しました
#1の記事はこちら
#2では初動対処で使用する道具、準備品の紹介、現場確認、見積もりまでをご紹介しました
#2の記事はこちら
#3では初期消臭、脱臭までを紹介しました
#3の記事はこちら
#4では主に片付け作業の途中経過までご紹介しました
#4の記事はこちら
#5では、片付けの続きとリフォームまでをご紹介させて頂きます
#4と同様、幸独自の薬品や機器を使用していますので、一部表現にぼかしを入れさせて頂きますので、ご了承ください
不燃物の搬出、業者への廃棄委託
ほとんどの可燃物を1回目の処分で片付け、残すは不燃物だけとなりました
自治体によって仕分けは様々です
処分の時には、当該地域の市役所等に分別方法を確認してください
今回片付けるのは【不燃物】となります
持参した箱に不燃物をどんどんと詰め込んで、玄関付近に積み上げていきます
これだけでも半日はかかり、次の日に一般廃棄物業者に来てもらって廃棄処分を委託します
写真を撮り忘れてしまいましたゴメンナサイ
掃除機をかけて再消毒
部屋の物を全て片付け終えたところで、再度全部屋の消毒をします
その後、ある程度乾いたら掃除機をかけ、細かいゴミを吸い取っていきます
基本的には、仕事が全て片付くまではカーテンは閉めた状態で行います
わざわざ見に来る方もいますので・・・
壁と床のリフォーム
今回、依頼主様からのご希望は、亡くなられていた部屋だけ、壁紙と床を張り替えてほしいと聞いていますので、床は自社で張り替え、クロスは協力業者にお願いをしました
床を剥がしたとき、根太に体液が染みこんでいないか確認しましたが、染みこんでいませんでした
予防で、消臭剤と殺菌消毒剤をたっぷり振りかけて床材を張り直しました
床下の根太まで体液が染みこんでいた場合は、ある方法で臭いを消す方法もありますが、それはまた今度・・・
依頼主様に鍵を返却
全て終わったところで、カーテンを外し、再度掃除機かけと全体の拭き掃除
窓を開けて空気の入れ替えをしたところで、依頼主様に来て頂き、室内を確認して頂きます
その後、消毒した鍵をお返しして、作業終了となりました
特殊清掃を終えて
依頼主様からお電話を頂いてから延べ日数では5日で終えることができました
作業終了からしばらくしてから臭い戻りの確認もしましたが、特に臭い戻りもなく安心しました
今回は、亡くなられてから数ヶ月経過していたとのことで、床にはおびただしい数の蝿が死んでいました
これは、蛆虫が成虫になって十分生きて死んでいますので、かなりの月日が経っていることを表しています
孤独死の依頼の多くはアパートです
大家さんは借り主が高齢者の一人暮らしだと、とても気が気ではないと思いますが、そういうときは、民生委員さん、福祉委員さん、地域包括支援センターを頼りましょう
今回も、特にご近所様からの臭いの苦情などが来なかった事に安心し、無事作業を終えることができました
最期、部屋を出るときは手を合わせて後にしました
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