幸日記

関市から特殊清掃依頼#1 依頼編

動揺を落ち着かせる

電話に出ると、電話の主はアパートの大家さん
息づかい、発する言葉がかなり動揺して話がなんとか繋がるような焦りぶりでした
こういう電話が幸にかかってくるときの多くは親族のゴミ屋敷が発覚した時や、自宅内での事故(人身ではない、家具、家屋の倒壊など)、孤独死の発見です

予感は的中
孤独死を発見してその後の片付けと清掃の依頼でした

現場確認と臭いの遮断

幸の特殊清掃の姿勢としては、

  • 現場確認
  • 臭いが外部に漏れないように完全遮断
  • 見積もりを出す

ここまでを無料で行います

当然、現場確認でもディスポタイプの防護服、防毒マスク、手袋、臭い等の遮断道具は使いますので、無料ではマイナスになりますが、これは依頼主様がアパートの大家さんであっても、一軒家の方であっても、窓を閉め切っていても、ほんの少しの隙間からご近所に腐敗臭などが舞ってしまいます
これをご近所の方が気付かれると、依頼主様が辛い思いをします
それを少しでも軽減できるように、幸では特殊清掃の際は孤独死をされた部屋の完全遮断を無料サービスで提供しています

ご依頼主様との対面

ご依頼主様にすぐに伺いますと伝えてから20分ほどで現場に到着
現状を聞くと、

  • 郵便物が溜まってきていた
  • 最近姿を見なかった
  • 地域包括支援センターの職員が訪問しても応答がなかった
  • なんだか生活臭とは違う臭いがする
  • 警察の現場検証、ご遺体の引き取りは終わっている
  • できるだけ綺麗に片付けてほしい
  • 臭いもできるだけとってほしい

特に最後の2つをやっていくらくらいかかるのか?という見積もりを出しますと言って、現場を確認するため鍵をお預かりしました

孤独死を発見した場合はどうしたらいいの?

今回の記事は、依頼編ということでしたが、その前に、【孤独死を発見したらどうしたらいいの?】
という質問を以前にいくつか頂いていましたので、お答えしていきます

孤独死と思われる状況で発見され、倒れており動かないけれど、亡くなっているかどうかはっきりとは分からない時にはすぐに救急車を呼びましょう
救急車が到着したら救急隊員が生死を確認し、生きていれば病院に搬送するか、事件などの可能性があれば警察への通報などの処置をしてくれます
警察が来るまでは現場のものに手を触れないようにして待ち、警察の到着後はその指示に従いましょう
発見された人の体がすでに腐敗して匂いを放っているなど、明らかに亡くなっている場合は警察に連絡します
事件による死亡なのか病気などで自然に亡くなったのかが問題ではありますが、警察が来て遺体の検案や現場検証を済ませるまでは不審死としての扱いになるそうです
発見者が大家さんであれば、次に家族や保証人などに連絡して以後のことについて話し合いが必要になります

次の記事では、室内へ入り、現場確認の内容となります
グロテスクな内容が含まれていますので、苦手な方のために、写真、動画抜きの記事も同時アップします
頭に【画像・動画なし】の記事を選んで読んでください
記事の内容は写真がない分、文字で詳細にお伝えします

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