幸日記

廃材で作る【車椅子用天才棒】

利用者様の悩み

普段、主に外出支援で介護保険外サービス幸を利用してくださる利用者様が悩んでおられました

利用者様の状態

  • 右半身麻痺
  • 普段は車椅子移動
  • 自分でできることはやりたい
  • 車椅子のブレーキは紙パイプで延長

この延長された紙パイプが使い勝手が悪いことと、耐久性がないことでいつも使いにくいと愚痴をこぼされていました

幸からの無料サービス提案

そんな利用者様の悩みを聞いたところで、幸からこんな提案をしてみました

【廃材でよければその紙パイプの代わりになるような物を作ってプレゼントしましょうか?】

すると、利用者様からいくつか条件を出されました

  • 丈夫で耐久性があること
  • 棒を取り外して物が取れるようにすること

主となる物は心当たりがありましたので、おそらくできるだろうと思い、作ることを決定

材料紹介

イレクターパイプカッター
イレクターパイプの余り
ビニールテープ

このほかに、フックになる部分の部品があるのですが、写真取り忘れました
それと、ボルトナット

どなたでも簡単に作れる便利アイテムです

作り方

プロではないので、適当です

フックとなる金具を合わせてみて、2カ所でボルト止めするために印を打ちます
その後、印に合わせて穴を空けます
再度、金具を合わせてボルトナットでしっかりと止めます
※2カ所止める理由としては、1カ所だと金具を使って物を取ったときに金具が回ってしまうのを防ぐためです

早速、利用者様の所へ配達と関市の銘菓

できたらすぐに持って行きますと言っていたので、電話をして、完成報告をすると「持ってきて~」とのことでしたので、早速お邪魔することに

車を走らせている途中で、関市の和菓子屋さん「虎屋」さんで、季節物の和菓子で「円空さん」から、「小瀬の若鮎」に最近代わったと聞いたので、おみやに持って行くことに

利用者様の所へ行くと、早速付けようと、とても喜んでくださっていました

だが、しか~~~~し!!!

廃材でそのまま作ってきたため、長さが用途には合っていません
現場で合わせて切るために、パイプカッターを持ってきたのです

1本そのままを挿してみたり、元々使用していた紙パイプと比べてみたりして、長さが決まりました

切れたパイプはバリ取りして養生

パイプカッターで切ったパイプは必ずバリを取って触っても手に傷が付かないように処理をします
今回は、さらに手触りをよくするために、小口をビニールテープで養生しました

仮合わせと使用感の確認

作ってみた物を仮合わせしてみて、使用感を確かめます
切らずに使えそうです
しかも、切って余った方は再び廃材として持って帰るつもりでしたが、反対側の左のブレーキに使えることが判明!!
廃材を出すことなく、使い切ることができました

金具(フック)に両面テープの取り付け

これまで使用していた紙パイプには先端に両面テープを取り付けていました
理由としては、下に落ちたお金や紙などを取るためです
これは継続して使用できるように、金具に両面テープを取り付けました

以前の紙パイプ
新作

以前の物も新作も両面テープを貼り替えることはご自身でできるので、そこはお任せ
下に置いた硬貨を拾ってもらいましたが、それも問題なし
最後に抜け落ちないかを確認して納入終了となりました

ちょっと画像が暗くて見にくいですが、偶然にもブレーキハンドルの元までしっかりと入ってちょうど固定される形となりました

いい感じです

作成過程と使用感動画

簡単な作成過程と、使用感を撮り、動画にしました
結果的に、車椅子のタイヤ空気をぱんぱんに入れても片手でというか、指の力だけでブレーキ操作ができるようになり、更には以前よりも重い物を手元まで持ってこれるようになり、大満足の結果となりました
その様子を動画にしましたのでご覧ください

介護保険外サービスのご利用、ご相談は幸まで
お待ちしております!!

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