幸日記

繰り返す支援

介護保険サービス以上の支援

介護保険外サービスの特徴としては、介護保険サービスよりも柔軟に対応、変化できる点が一番大きく挙げられます

昨年、独居男性に対して、洗濯機の購入、設置支援を行いました

自分が使いやすい物を選ぶ

一緒に家電量販店へ行き、使いやすそうな洗濯機を店員さんに説明を受けながら決めました

洗濯機の設置

元々あった洗濯機をリサイクル家電として処分してもらい、新しい洗濯機を設置しました

男性には使い方を教え、支援は終了

ここまでが昨年のお話です

洗濯機の設置から1年が経過

久しぶりに独居男性とお会いし、洗濯機の使用について様子を見ると、以前と少し変わっていました

洗濯機のホースが抜かれていました

男性の疾患

この男性は認知症などはなく、最近まで車に乗って買い物等にも出かけていました

年相応の物忘れはあるものの、同年の方と比べると体も元気で会話、考えなどもしっかりとしています

新しいことを覚える難しさ

洗濯機設置時の操作は間違いなくできていました
しかし、洗濯の頻度が少なく、次に洗濯をするときには操作の方法を忘れていました

  1. 水道の蛇口をひねって水を出す
  2. 洗濯機のスイッチを入れる
  3. 洗濯スタートのボタンを押す
この3つの操作だけですが、できなくなっていました

やっていたのはアナログな方法

男性が洗濯機の使い方がわからず、自分で考えて行っていた方法は、水道の蛇口に普通のホースをつけて、洗濯機に直接水を注ぐ方法でした

そして、ホースの蛇口はバラバラに・・・

男性が洗濯機の使い方がわからず、自分で考えて行っていた方法は、水道の蛇口に普通のホースをつけて、洗濯機に直接水を注ぐ方法でした

男性と話し合い

この状況を見て、「どうしてこんな風にしてしまったのか」と男性を責めるのは間違いです

それよりも、使いにくかったのか、わからないところはないか、本人の気持ちに寄り添い、不安や不満を解決し、過ごしやすい環境にしていくことが大切です

きくと、やはり使い方がわからなく、水が出なかったとのことでした

蛇口を元に戻し、再度レクチャー

とりあえず、蛇口を元に戻して、再度使用方法を伝え、ご自身でもやってもらいました

その後、次回洗濯をする日を教えてもらい、一緒にやることになりました

少しだけ足らなかった排水ホースも延長し、次回の訪問まで練習されるとのことでした

新しいことにも慣れていただく事は必要

自分たちがこれまでやってきたやり方を大切にすることはいいことです

しかし、新しく、より便利に、楽な方法を新しく覚えていただく事でこれまでの手間が半減したり結果的に暮らしやすくなることがあります
この見極めはとても難しいですが、幸としては、新しい物にも触れていただくケアを心がけていきたいと思います

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