幸日記

現場での記録はアナログとデジタルを使い分ける

記録の必要度は自由

介護保険外サービスは、どの法律にも固く属しないサービスです
しかし、人が生活する上であったり、ある作業や支援を行う上では、一部その作業や支援に関係する法律や条令等を守って行う必要があります
必要があれば、資格を取得したり、講習を受けて許可を取ったりと、以外と下調べ、勉強をしないといけないことがあります

その中で、記録については、介護サービスですと、厚労省からサービス毎にこういう記録を残しなさいと決められていますが、介護保険外サービスは特にありません
ただ、自分の性格上、または、過去に遡って支援内容を確認できるように自身で必要な記録はとって、残すようにしています
記録をとるのに紙で書いたり、音で残したり、入力したりと様々な方法を未だ模索中です

アナログ記録

この用紙は主に付き添い支援の時に利用するのですが、書いてあるのは病院受診付き添いの時ですね

名前、支援日、支援の総時間、支援内容が記入できるようになっており、下段には実際の支援と移動間を分けてかけるようにしてあります
なぜ分けて書かなければならないかはあとで説明します

これらの記録は打ち込んだりするよりも、記入の方が楽で早いのでアナログ方式にしています

また、行政などに出す書類でもないので、印刷に失敗した裏紙を利用してプリント、記入しています

デジタル記録

使っているのは、スマホとタブレットです
これは全般的に使用するんですが、まずはグーグルマップ
これは利用者様の自宅や付き添い先に行く時などに必ず使用します
ただ、万能ではなく、過疎地に行くと、どうしてもたまにざっくりとでしか表示されないことがありますので、そういう場合は事前に実際にそこまで行って自宅を確認するアナログとの共同作業をすることもあります

その次に多いのは、やはり病院受診付き添いの時に使用するのですが、主治医と話をする時にメモアプリを使用して打ち込んだり、次回の予約表を写真に収めたりするのに使用しています

また、待合室にいる時に記録に残さなければならない時にはメモアプリに入力をするのが大変なので、メモアプリに音声入力をしてとりあえずの記録をしています

また、主治医の問診に付き添う時などに、次回の予約をいつにするか聞かれることがあります
その際、グーグルカレンダーアプリを使用して、確認をしながら利用者様のご都合も加味して次の予約を決めています

事務所PCとも連携しているので、事務所に帰れば大きな画面で見ることができ、付き添い途中で記録した物をスマホやタブレットで確認をしながらPCに打ち込んで必要な記録をケアマネさんに渡したりしています

それぞれの特性を活かした共存使用で共栄

アナログもデジタルもそれぞれ良いことがあります
どれだけ時代が進化しても、アナログに勝ることのないものもあります

アナログだけに固執せず、最新デジタルばかりを追いかけず、使いやすい方法を今後も見つけて、動きのロスを減らして行けたらと思います

支援と移動を分けている理由

少し上の記録用紙の支援時間と移動時間を分けている理由を説明します

これは、介護保険外サービスを始めるときに勉強して悩んで行き着いた書式がこれになるのですが、介護保険外サービス幸は【介護タクシー、福祉タクシー】ではありません
確かに必要な講習であったり、2種免許は受講済みで持っていますが、利用者にとって必要なのは自宅、付き添い先での支援なので、介護タクシー、福祉タクシーで仕事がいっぱいになるのはありがたいですが、やりたいことではありません
なので、このあたりの法に抵触しないように、運行中の費用は算定しないように分けているのです

本来であれば、このような記事は出すつもりはなかったのですが、先日、中部運輸局岐阜支局から、タクシー代を取っているんじゃないかとタレコミがあったとのことで、この記事を出すことにしました

色々と話をしましたが、現状で問題ないようです
ただ、HPでその旨がわかりにくいそうなので、近々文言を考えて書き直しましょうかね
また、中部運輸局岐阜支局からは、幸からの質問に対し、このような判断を頂きました

・座位のとれない利用者が利用した時、幸では横転しないように支えになるスタッフを1名同乗させることがあります。その場合、支援費として1名分の人件費を頂くことはどうか?
という質問に対し回答はこちら

・そのような場合であっても運行中ということで何があっても費用を徴収することは不可
との回答でした

う~ん、これにはちょいと疑問が残り、不服も残りますね
運行中とはいえ、支援が必要な方に支援ができなくなるという判断をされるのは、介護現場がわかってないのかなと思ってしまいますが、実はそうでもなくて、対応して下さった職員さんも現実は違うということを理解して下さいました。
一人では座位がとれず、倒れて言ってしまう方を支える為に人員を増やすことは確かに人件費であると思うのですが、立場上、どうしても運行中や車両が動いている間という単純なワードや現実で物事の白黒をこれまた単純に判断しなければならないと言われた上での判断で、私自身もそのお立場とお気持ちは理解できます
ここは聞き入れましょう

しかし、このような2人のスタッフが必要な支援を提供する方はごく少数で、ご家族様も介護保険外サービスにはとても寛大な理解を頂いているので、ご家族様と費用については相談しようかな

知りたかったのは、送迎費を取ってるんじゃないかって事だと思うんですが、これを見てわかっていただけたかと思います

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