きっかけは依頼を受けて

先日、遺品整理をしてもらいたいと依頼がありました

孤独死などではありませんが、故人の遺品がアパートにそのまま生活していた状態で残っているとのこと

初めての遺品整理業務です

結果としましては、整理仕事は出来て、お客様には喜んでいただけたのですが、自分の中では反省すべき点は多々ありました

それを今回は書いていこうと思います

依頼を受けた時の状況

お客様

遺品整理をお願いしたいのですが･･･

幸

わかりました、ただ、私、遺品整理士の資格を持っていないので、通常の片付け業務に近い形になります
ただ、故人の方を思いながら、丁寧にさせていただこうと思いますので、それでいかがでしょうか？
作業金額も、至らない点もあるかと思いますので、少しお安くさせていただきます

お客様

いえいえ、片付けていただければ結構ですのでお願いします

こんな感じで話しは進み、作業日となりました

比較的部屋は綺麗でした

故人は男性で、しっかりした人だったと聞いていました

玄関をご家族様に開けていただき、まずは手を合わせて挨拶

玄関で靴をそろえて中を確認しましたが、生ゴミも少なく、異臭もなく整理整頓された部屋でした

今回の持ち物

今回は、養生テープと段ボール、市指定のゴミ袋となります

ご家族様と故人を偲びながらの作業

今回は、ご家族様の立ち会いをお願いしました
その理由は、やはり、ご家族様としても残したい物もあると思い、お伺いしながら整理していくスタイルを取ろうと思ったからです

この方法は正解でした
娘さん、息子さんの幼い頃の写真、8mmビデオのテープなどが出てきました

今回、ご家族様もお手伝いしていただいたおかげで、約半日で済みました

ゴミの処分はどうしてるの？

はい、幸は一般廃棄物運搬処理の許可を得ていません
だからゴミが出ても運搬して処理して手数料をもらうことは法律違反なので出来ません

そこで、ゴミの袋は市指定の袋を使用していますので
缶や瓶、衣類は、街のクリーンポストへ
粗大ゴミは、市の粗大ゴミシールを貼って、外に出して市へ連絡
本がたくさんありましたので、ご家族様とリサイクルショップへ売りに
その時、ほんの間からお札が何枚か出てきて、計67,000円･･･
本の中身はしっかり見ましょうね
可燃物は自治会で定められているゴミステーションへ2日後の朝に捨てに再度訪問しました

最後に床の掃除機かけと、拭き掃除をして、ご家族様へ引き渡し

今回の作業時間と作業費

部屋の大きさ：1K
作業時間：4時間半
作業料金：15,000円(別日の可燃ゴミの廃棄はサービス)

今回の反省

遺品整理という特殊な仕事の為、もっともっとご家族様の気持ちを理解しなければならないと思いました
また、遺品整理の中にはもっと過酷な状況下での整理作業があると思います
そういうときの為にも遺品整理士の資格をとって置こうと思います