幸日記

【岐阜県羽島市】幸の事件簿#10【埼玉県蓮田市】

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特殊清掃の必要性

自宅を片付け、跡形もなく処分も終えた
死後、発見も早かったのか、床にシミ等もできていなかったが、サービスのつもりで特殊清掃で使用する消毒をしておいた
これで、この家での支援は全て終わり、精算をするだけとなった・・・と思っていた

祖母の支援依頼

ある日、孫娘からこんなラインが届いた
野村さんに、祖母の遺族年金受け取りの手続きの手助けをお願いしたいが可能か?
祖父と祖母の生活費が共有だったことを証言するもの
祖父が岐阜に行ってから、ネットダイレクトで祖母の口座に振り込んだ形跡があるため、残るは書類のみ
これが第三者の署名が必要になる書類で親族では承諾されないもの
郵送されてくるため、受け取ったら幸に送っても良いか?
記入されたものをまた返送してほしい

ここでも支払いが終わってから受けようか迷ったが、高齢の祖母もいることだし、受け取り資格のあることに関して、幸のやることは簡単
ということで受けることに
ただ、証明して返信するだけだ
これは届いた次の日に返信した
まだ入金もないのに・・・

のらりくらりとはぐらかし

ここから急激に連絡をとるのが難しくなった
孫娘自身の仕事は、何をしているのかわからないが、これまでも転々としていた様子
以前、少し話した時は、納棺師、介護、工場での仕事をやっていたとのこと
ラインでもここでは公開できないが、支払い期日を延ばしてほしい、分割を検討してほしいと連絡が入るが、約束は約束だ
祖父の生前までの分をまずは支払ってほしいと心を鬼にして、少ない連絡回数の中で伝えた

令和3年7月8日振込確認

この日、1度目の支援費の振り込みが確認できた
しかし、それまでに再三にわたる請求、支払日の延期を繰り返しての振込だった
これにはさすがに疲れた
こうなってくると、孫娘、祖母の性格や生活状況がどうであれ、同乗する余地がなくなり、信用もなくなってくる
ただ、振り込みがまずあったことだけは安心できた
この振り込みは4月15日から4月21日までの分だ
後は亡くなられていた日から預かり品を取りに来る日までの支援費、棺などの立て替え金となる

このあと、さらに予想できない展開に・・・

#11に続く

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