幸日記
5.262021
【可児市】外食・買い物付き添い
飯行くぞ
1本の電話
【飯行くぞ、○日の○曜日○時に迎えな、○時までに戻るぞ】
これだけで幸と通じる方がおられます
どこへ食事に行くかは言われません
いつもその場で行き先を聞きます
でも、それでいいんです、その日その時に行きたいところへ行き、食べたい物を食べられるさーびすなのですから
ウナギの美味い店があるんだよ
お迎えにあがるとそう言いました
そうか、今日はウナギの気分なんだ、さて、どの店だろう・・・この近所でウナギ屋はいくつかある
車椅子だからあの店は入り口が狭いから、入り口から手引き歩行で・・・
あの店は今日は定休日だな・・・などと考えながら車への移乗介助をする
とりあえず可児市方面に向かってくれ
車に乗り、シートベルトを締める
【どちらまで行きましょうか】と聞かれる前に先に言われた
可児市に行くには1本しかスムーズに行く道はない
わかりましたと返事をし、ゆっくりと車を走らせる
可児市に入ると今日の予定を告げられた
あらかじめ聞いていたのは迎えの時間と帰りの到着時間。それ以外にはなにもない
それまで車の中は会話はなく静かだったが、ここから一気に会話が弾むことになる
可児市のドンキホーテにも寄ってくれ
お元気な頃はよく行ってたらしい
先にウナギ屋へ行き、その後ドンキホーテらしい
【ドンキホーテで何を買いますか?】と聞くと、久しぶりの外出だったからか、買いたい物がたくさん出てきた
主立った物は日用品だが、それ以外にもドンキホーテ内に入っているテナントの米乃屋でお好み焼きや鯛焼きを買いたいとのことでした
その後、ウナギ屋、帰宅で予定決定
ウナギ屋は可児市の康生
てっきり関市内のウナギ屋と思っていたので初見ウナギ屋【康生】へ
本店舗と離れがあり、以前は離れで食べていたとのこと
離れは段差も多く、入り口が狭い、座敷ということもあり、入りやすい本店舗で食事となった
旨い
しつこくないタレとウナギの脂
口の中が脂っこくなったらさっぱりとさせてくれる付け合わせと肝の吸い物
二人で鰻丼をかき込んで満足する
ドンキホーテへ
ウナギ屋を出て向かった先はドンキホーテ
買う物は決まっているが、店内散歩をしながらその場で見て決めて買う物もあった
日用品から食品まで売っているドンキホーテはいくつもの店を回らなくていいから好きだとのこと
1時間ほど店内を回った後、最後に米乃屋でお好み焼きと鯛焼きを予定通り購入して帰路につく
幸は不自由な生活の中での生きる俺の活力剤
帰路についている途中、こんな事を言われた
【施設の中では世話はやってくれるけど、自分でできることやできそうなことはリハビリと称してやらなければならないし、やりたくなくてもやらされる。安全ではあるが、つまらない。そんな時、幸を見つけた時は自由を手に入れたような気がした。出会えて良かった。こうやって、施設ではやってもらえない、自分の好きな所へ行き、自分の好きなことをしたり好きな物を食べたりできる幸は、俺のこの自由そうで、実は不自由な生活の中で生きていくための活力剤になってる】
本当に久しぶりに感動という感情が胸を熱くした
ありがとうございます、今後も何かあったらいつでも呼んでください
時間が合えばすぐに駆けつけます
と言葉を述べ、また静かな車内に戻る
最後はお部屋まで購入した物を運び入れ、支援終了
お客様(利用者様)の声を聞く
介護保険サービスを提供するにあたって、幸では料金や時間など基本的なことは決まっているが、これもお客様の声を聞いて、負担のないように変えていかなければならないと思っています
特に遠方の方の支援、遠方へ移動しての介助などは料金が嵩んでしまいます
長く幸を利用して頂くためにも変化を恐れないサービスを展開していきます
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