幸日記

具体的な介護保険外サービスの内容

介護保険外サービスとは

高齢化社会となり、高齢者が安心して生活できる社会的な仕組みを構築していく必要性が増してきています
高齢者の生活支援をする制度として、代表的なのは公的な部分で介護保険サービスがあります
しかし、介護保険で提供されるサービスというのは個人の尊厳の保持を目的として行われる最低限必要な自立支援サービスを目的としたサービスのため、介護保険サービスには受けたくても受けられないサービスがたくさんあります

今後、更に高齢者の増加(超高齢化社会)とともに、現状の介護保険サービスで提供されている事以外の様々なサービスを『自費でもいいから受けたい』というニーズが増加していくと思います
高齢者がより良い生活をしていく上で必要になる介護保険外サービスで提供されるサービスの概要と、介護保険外サービスのメリット・デメリットについて紹介していきましょう

まずは公的な介護保険サービスは、介護保険が適用され、原則として介護サービスにかかった費用の1割(または2割、3割)負担で受けられます
それに対して介護保険外サービスは、介護保険が適用されず全額自己負担で利用するサービスです
更に介護保険外サービスは、介護認定を受けていない人でも支援を受けたいときに利用できます
介護保険サービス介護保険外サービスも生活をしていく上で不便・不十分と感じたことを支援してくれます
しかし、介護保険で提供されているサービスのみでは、高齢者が抱える不便・不十分なことのすべてを解決できるわけではありません

介護保険外サービスの利用で重要なことは、利用者本人、家族、担当ケアマネージャー、介護保険外サービス事業者すべてが介護保険外サービス介護保険サービスが果たす役割を理解して、両方のサービスをうまく組み合わせて利用することです

そうすることで、より質の高い便利な生活が送れるようになるでしょう

個人の嗜好や思いを支援する保険外サービス

介護保険サービスには、高齢者本人や高齢者を介護する家族が生活をする上で困って受けたいサービスであっても提供が禁じられているサービスがあります
たとえば、利用者本人のためではない行為や個人の嗜好を重視した必要以上の行為を支援するサービスには対応できません

これは介護保険サービスが国の制度であるが故の事で制度や法律が変わらないと制度外のサービスを要求されても叶えられない現実があることをご理解下さい

介護保険サービスで提供されない介護保険外サービス

1.介護保険では補えない家事支援サービス
食事や掃除、買い物、洗濯などその他日常生活を送る上で必要以上な支援をするサービスです
その他の支援には、病院、散歩、お墓参り、冠婚葬祭など外出するときの手伝いや付き添い、および車などによる移送の支援です
また、家具の移動や庭木のせん定など生活を支援するあらゆるサービスが含まれます

2.見守りを行うサービス
認知症患者の徘徊(はいかい)や毎日の生活状況、あるいは病気がちな高齢者の生活状況を定期的に見守って声をかけるサービスです
病気やけがによるに異常を早期に発見、または異常を未然に防止することに役立ちます

3.生きがいを支援するサービス
話し相手になったり、悩みを聞いたり、学習・趣味の機会を提供したりして家庭内への閉じこもりや孤独感に陥るのを防止するサービスです
生きいきとした毎日が送れるように支援できます

4.健康な生活を支援するサービス
体操や軽スポーツを行って体を動かし寝たきりにならない健康な体つくりを支援するサービスです
健康寿命を長くし寝たきりになる期間をできるだけ短くする効果が期待できます

 

介護保険外サービスのメリット・デメリット

介護保険外サービスは、介護保険が提供できないサービスを提供できるメリットがありますが、デメリットもあります
それらを知って、上手に介護保険サービス、介護保険外サービスを利用しましょう

1.介護保険外サービスのメリット

①幅広く充実したサービスの提供
介護保険サービスでは提供できないサービスが、かゆいところに手が届くような充実したサービスとして要介護者や介護者の家族双方に提供できます。

②事業者の競争で質が高く新しいサービスの増加
介護保険外サービスの利用者が増加すると、事業者間の競争や新規参入が増加します。これにより質の高いサービスや、また利用者のニーズに合った新しいサービスが提供される可能性があります。

2.介護保険外サービスのデメリット(課題)

介護保険外サービスの情報が要介護者や介護するご家族に十分に周知されていないと、当然ですがサービス内容が分からず利用されません。また、介護に関することをケアマネジャーに依存してしまうと、ケアマネジャーであっても介護保険外サービスに関する情報が十分に把握できているとは限らないため、受けたいサービスがあっても利用できない可能性があります。

最後に

介護保険外サービスで提供されるサービスの概要について、および介護保険外サービスのメリットとデメリットについて紹介しました。今後、高齢者が増加していくなかで多様なサービスが高まっていくことが考えられます。そのような状況下、要介護者や介護者が受けたいサービスを把握・開発し、適切な価格で提供していくこととサービスの内容を広く周知していくことが求められています。
今後もこちらのHPではブログを通じて、幸が行った介護保険外サービス内容をお伝えしていきます

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