幸日記
11.122018
夜間の病院付き添い
付き添いがないと入院できない
私が介護保険事業所で施設長として働いていた時、入院が必要となったご家族様から何度か言われたことがあります
認知症で目が離せないから、誰かが付き添わないと入院させてもらえない
完全看護、完全介護の病院であればいいのですが、そういう病院ばかりではありません
確かに、入院可能病院は、入院している方も多く、それに比べて、夜間は夜勤看護師の人数も減りますので、認知症などでの徘徊などがあると対応が難しくなるのは当然です
入院のために仕事を辞めた方も
介護や入院付き添いのために定職を辞め、パートやアルバイトに切り替えた方を何人か知っています
入院でお金がいる時に、その必要なお金を稼ぐ仕事を減らさなければならない現実はなんとも耐えがたい心労があると思います
入院付き添いの依頼は突然やってくる
今回の入院付き添いの依頼はいつも突然来ます
- 救急で運ばれる
- 検査の結果入院となる
- 付き添いが必要と告げられる
といった順番で、最後に依頼が来ます
また、時間帯は関係なく、夜間でも早朝でも依頼は来ますができるだけ受けるようにはしています
契約や業務内容は?
まずは現場へ直行
何よりもまずはご家族様の話を聞き、本人様の状態を確かめなければなりません
ご家族様から既往歴、状態の聞き取り
何が原因で入院されたのか、どんな方なのかを聞き、ケア対処ができるか確認します
ご家族様、病院、幸の仕事分担
幸が入院される方に対してどこまで支援を必要とするか、病院とご家族様と数分ではありますが協議して担当業務を決めます
しかし、それも四角四面にならず、場面場面で必要と思われる判断、支援はしていきます
また、この時に、幸が拘束される時間も確認して料金説明を行います
契約
料金説明が終わったところで、双方が合意すれば契約となります
契約書にサインをいただき、依頼開始となります
付き添い開始
依頼に基づき、業務を行います
その際、入院患者様の記録をとり、後日報告できるようにしておきます
依頼終了
ご家族様と交代や、昼間は付き添いが必要ない場合などは時間が来たらご家族様に連絡をし、担当看護師さんにも伝え、帰宅して報告書を作成します
料金のお支払いとその後の入院患者様の様子見
ご家族様に連絡をし、最終的な料金を伝え、お支払いをして頂きます
また、付き添い中の報告もその場で書面を以て行い業務完了となります
どんな方の付き添いをするの?
現在の所、これまでに13人程の方の付き添いをしましたが、全ての方が認知症という疾患を持たれている方でした
認知症とは、脳の器質障害によって,いったん獲得された知能が持続的に低下・喪失した状態をいう。記銘力・記憶力・思考力・判断力・見当識の障害や,失行・失語,実行機能障害,知覚・感情・行動の異常などがみられる。原因疾患にはアルツハイマー病,ピック病,老年痴呆,脳血管障害,てんかん,慢性のアルコール依存症(アルコール中毒)などがある。発症時期によって,老年期認知症(65歳以上),初老期認知症(40歳~64歳),若年期認知症(18歳~39歳)と呼ばれる。厚生労働省は2004年,従来の「痴呆」ということばには侮蔑的な意味合いがあるとして,呼称を「認知症」に改めた。
付き添いって何をするの?
入院患者様によって様々です
本当に【見守り】だけや【話し相手】だけで済むこともありますが、【排泄介助】や【食事介助】、【更衣】【体位交換】など介護技術を必要とする方もおられますので、入院患者様にあわせて必要な介助、援助を行います
何もしない間(寝ている間)は何してるの?寝るの?
寝られた最初の時間は気持ち悪いと思われるかも知れませんが、起こさないようにマジマジとその人を観察します
また、記録を書いたりしています
それでも時間が余る時がありますが、トイレに行く以外は特に何もしません
朝方になれば、朝の準備等をします
人によっては静かに容態が悪くなる方もいるので、気が張って寝られません
緊急時にはどうするの?
あらかじめ、ご家族様に緊急時の連絡先は確認していますので、すぐに電話します
入院している方ですから、すぐにナースコールを押すか、ナースステーションへ看護師さんを呼びに行きます
昼間の付き添いだったら散歩などもできる?
昼間の付き添いであれば、散歩や院内の売店での買い物なども病院、ご家族様と話して許可が出れば可能です
病院の先生の話しを一緒に聞いてほしい
ご家族様が希望されるのであれば可能です
また、退院後の介護サービス利用についても適切なアドバイスができます
病院付き添いは知識と経験のある幸へ
介護保険業界、医療業界と関わりが十分ないとこの業務はお受けできません
過去に16年もの経験と知識があるからこそ、十分な付き添い対応ができます
入院中の付き添い介助のご依頼は幸までお願い致します!!
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