幸日記
8.52019
エアコンのクリーニングは必要なの?
エアコンの冷える仕組み
エアコンを使用して冷房運転した場合の吹き出し口から出てくる冷たい風はいったいどこからきたのでしょうか?
答えは「同じ部屋の中」です。
エアコンの室内機のカバーを開けて中を覗くと、金属の薄い板がいっぱい並んでます。
これは熱交換器やアルミフィンと言いますが、冷房運転の時はこの熱交換器をキンキンに冷やしており、暖かい空気が吸い込まれて、熱交換器を通過する時に熱を奪われて冷たくなり、その冷気を送り出して冷房しているという仕組みです。
ちなみに、左の写真は右半分の熱交換器だけを洗浄し、左半分との違いをわかりやすくしたものです。
エアコンは掃除機の役割も果たしている??
エアコンの電源を入れると、本体内部の奥にある、送風用のファン(シロッコファン)が回り始め勢い良く風を送り出します。
空気が出ていく分、吸い込む必要があるため、天井近くの空気がエアコンに吸い込まれていきます。
つまりは、空気清浄機や掃除機と同じように、空気と一緒に室内の汚れやホコリを大量に吸い込んでいるのです。
エアコンが汚れるのはこの空気(ホコリも一緒に)を吸い込んだ時です。
エアコンは外装のカバーやフィルターで覆われているため、汚れがダイレクトに内部に進入するわけではありません。
まず、外装カバーやフィルターに付着します。
そしてその汚れを放置して汚れを堆積させてしまうと、常に空気を吸い込もうとしているエアコンの内部に隙間から少しずつ吸い込まれていくことになるのです。
ですから、外装カバーやフィルターを常にキレイにしておけば、内部への汚れの進入はかなり防ぐことが出来ます。
その後、熱交換器を通って下の吹き出し口から冷気が出ますが、どれだけフィルターを綺麗にしていても、内部への汚れの堆積は防げません。
エアコンの手入れの極意は本体カバーとフィルターのまめな掃除にあり!
ご家庭でできるエアコンのお手入れの極意は以下の2点に尽きると言えます。
①定期的なフィルターの掃除
②表面の拭き掃除
あまりに当たり前ですが、先に述べた理由から実はとっても重要なことなのです。
そして、以外にこの当たり前ができていない家庭は多いのです。
お掃除機能付きのエアコンはどう??
最近のエアコンは自動お掃除機能が装備されているものが多くなってきました。
実際に、我が家のエアコンも2台はお掃除機能なし、1台はお掃除機能付きです。
しかし、このお掃除機能とはどんな機能なのか、正確に理解している方はとても少ないのです。
お掃除機能付きエアコンを正確にいうと「自動フィルターお掃除機能付きエアコン」です。
エアコンの内部をクリーニングしてくれている機能ではなく、あくまでもフィルターのみを自動でお掃除してくれるものであり、エアコンの手入れで一番大切な本体表面の清掃とフィルターの清掃のうちのひとつ「フィルターの清掃」を自動でしてくれるのはとても大きなメリットではあります。
しかし、主なメリットはこの一つくらいで、あまり知られていませんが、逆にデメリットは結構あり、それを知っているのはメーカーとハウスクリーニング業者だけなんです。
まず第一にお掃除機能付きエアコンだから全く手入れが必要ないと勘違いしてしまうことです。
そしてそれは普通に勘違いしてしまいます。
たとえお掃除機能付きのエアコンでもご家庭で手入れをする必要は十分必要なのです。
フィルターのお掃除も機械任せでは不十分なこともありますし、メーカーや機種によって異なりますが、お掃除機能で集めたホコリを定期的に捨てる必要もあります。
又、前項で述べたように、表面のお掃除も重要なお手入れですが、これはお掃除機能ではやってくれないので、自分でやる以外にありません。
取り扱い説明書を読んでいただくとこれらのお手入れの方法がしっかり書かれていますが、ほとんどの方がここまでは読まれていません。
メーカーも「お手入れ簡単♪」「自動お掃除♬」とうたっているのであって、「お手入れ不要ですよ~」とは言っていないわけです。
つまり、お掃除機能が付いていることで過信が生まれ、エアコンへの関心が薄れ、お手入れしなくなることが一番不都合で、生活を汚してしまうことなのです。
そして、お掃除機能付きのエアコンは構造が複雑になっており、カバーを外すのも、フィルターを外すのも、説明書なしでは結構難しいのが現実です。
従来のシンプルタイプと比べると、お手入れは結構面倒に感じます。
そして最大のデメリットは、お手入れをサボってエアコンが汚れると、従来のタイプでは、ありえなかったほど酷く汚れてしまう可能性があることです。
構造が複雑な故、かえって汚れを大量にため込んでしまう場合があるのです。
現在、各メーカーとも中位機種から上位機種にかけては、ほぼ「お掃除機能」を搭載しています、逆に付いて無いのは、下位のシンプルなモデルのみというのが現状です。
省エネ性能や、その他の機能で選んだり、LDKなどで使用する能力の大きなエアコンを選ぶ場合は必然的にどうしてもお掃除機能が付いてきてしまいますので、お掃除機能が不要だと思っても、そういう選択肢自体がありません。
ですので、子供部屋や寝室など、多機能や大容量が必要無い場合などは敢えてシンプルな低価格帯のエアコンを選ぶのも良い選択だと思いますし、掃除の簡単さやエアコンクリーニングを依頼した時の費用面を考えると、お掃除機能の付いていないエアコンを私はお勧めします。
そして、自動お掃除機能付きエアコンを購入した場合には、お掃除機能を過信せず、エアコンに関心を持ち、たまには、汚れを点検し、表面やフィルターのお掃除を自分でやる意識を持つことです。そうすることで、逆にお掃除機能の便利さ、ありがたさを実感できると思います。
市販の洗浄スプレーは有効??
先日、ホームセンターへ買い物に行った際に見つけましたが、この手のスプレーが9種類ありました。
消臭、除菌、防かびと色んな種類があり、まずはどれを使ったらいいか迷うところです・・・
このエアコン、実際に1年に1回、洗浄スプレーを使用していました
外部はもちろん、熱交換器、吹き出し口の奥にもカビやホコリがびっしり付いています。洗浄スプレーを使用して2ヶ月後にクリーニングをしてこの汚れ
洗浄スプレーは中身がなくなったら終わりですが、幸のエアコンクリーニングは汚れが落ちるまで徹底洗浄します。これはエアコンクリーニングをしたから出てきた物で、市販の洗浄スプレーでは排出できなかった物です。
結局エアコンクリーニングは必要なの??
当然、ご本人が必要性を感じなければやる必要は無いのです。
エアコンに近づいて、パネルやフィルターを外し、実際に自分の目で見て、臭いを嗅いでみてください、その上で、「汚れてないな」と感じたなら必要ありません。
しかし、汚れが目についたり、臭いが気になると感じるのであれば、放っておいても事態は更に酷くなる一方ですので早めの判断が賢明と考えます。
エアコンクリーニングの頻度は?
当店のお客さまにもよく聞かれます。
毎年1回~2回の定期清掃としてご依頼される方も確かにおられます。
しかし、通常、お客さまにいつもお伝えしているのは、「2年に1回の5~6月か、9~10月の間にご依頼下さい」と伝えています。
エアコンクリーニングの頻度についても、使用状況や設置場所等の条件により本当に様々ですので、一律に何年に1度がオススメですとは断定できないですが、表面の拭き掃除とフィルターの定期的な清掃をしっかりしていただければ、1年に1~2回などと、そんなに頻繁にする必要はありません。
マル秘情報をお教えします!!!
幸はトップページにも書いてあるように、必要のないクリーニングはお客さまが求めない限り行いません。
それよりも、お客さまにとって有益な作業と有益な情報を提供することを心がけています。
幸のサービス付きエアコンクリーニングで更に快適な生活を!!!
お客さまにお値打ちで、今よりも更に快適な生活をお約束します。
全国大手では1台14,000円からのエアコンクリーニング、幸では8,000円からとなっており、1台2,000円以上する抗菌コートが幸では無料(8,000円の中に含まれています)
これは、私がこれまでに行ってきたエアコンクリーニングで適正と思われる価格で、他店でこれ以上高額なクリーニングを行ってもやり方は変わりません。
特に、高齢者様、小さいお子様、ホコリやカビ、ダニに過敏に反応してしまう方にとっては、エアコンクリーニングはとても有益なクリーニングと言えます。
介護施設などからの依頼も多く、今や、ハウスクリーニングの代表格でもあります。
このページを読まれたこの機会に、エアコンクリーニングのご検討をしてみては如何でしょうか?
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