幸日記

関市下有知から障子の張り替えのご依頼

障子を貼るにはコツが多い

本日は、障子の張り替えを依頼されました

昔は障子を張り替える前に、障子に心置きなく穴を開けられた楽しい思い出がありますが、いざ貼るとなるとコツがいります
しかも、そのコツはとてもいくつもあります

道具の紹介

道具のほとんどが100円均一で購入しました

奥の左はステンレス製の障子切り取り用の当て定規(ホームセンター)
奥の右は障子を貼った後、一番最後にかける霧吹き(100均)
手前左は水や糊付け用の刷毛(100均)
手前左から2番目は障子を貼った後、角を押さえるゴムべら(100均)
手前左から3番目は障子を貼った後、余分な部分を切り取るカッター(ホームセンター)
手前右から2番目は障子を貼る時に使用する糊(ホームセンター)
手前右は水を入れるバット(100均)

手順を簡単に説明

1.刷毛に水を付けて、障子の【さん】に沿って水を塗り、糊を溶かす
2.ゆっくりと障子を剥がしていく
3.【さん】に残った糊をいらないタオル等で綺麗に拭き取る
4.1時間くらい乾かす(水が付いているため)
5.【さん】全体に糊をつける
6.障子紙を貼る(この時に障子紙を張りながら張る)
7.ゴムべらを使い、中心から外側へ向かってたるみをとり【さん】と障子紙を密着させる
8.霧吹きで全体に水をかけ、1時間程乾かす
9.当て定規とカッターを使って障子紙の余分な部分を切る

古い障子紙を剥がす時のコツ

刷毛に水を付けて【さん】に水を塗っていきますが、結構たっぷりと塗ってもOKです
ただ、たばこを吸われる方だとヤニも溶け出してくるので気をつけて下さい
【さん】の他の部分にヤニがつくことがありますので、垂れないくらいでたっぷりと

残った糊は必ず綺麗に拭き取って下さい
この時、濡れたタオルで1回1回タオルの拭き場所を変えてあげるといいです
タオルの同じところで吹き続けていると拭きにくくなります

もしそれでも取り切れない場合は、指で【さん】を濡らしながら、スクレーパーで優しくとってあげてください

乾燥時のコツ

乾燥はしっかりと行わなければなりません
急いでいると必ず失敗しますので、注意が必要です

相手は木ですので、木の中までしっかりと乾燥させるつもりで余裕を持っておこなってください

障子紙を張る時のコツ

糊を付ける前に障子紙を【さん】にあててみましょう
そこで障子紙を合う長さに切ってもOKです
片側をマスキングテープで【さん】にとめて、動かないようにしてから糊をつけるといいかと思います

糊を付ける時はできる限り均一に
糊だけはホームセンターで購入した方がいいと思います
糊自体にガイドが付いていて、【さん】に沿って塗ることができます

いよいよ、障子紙を乗せる時はピンと障子紙を張りながら少しずつ乗せていって下さい

その後、中心から外側四方八方に向けてゴムべらで優しく残ったたるみを取っていきます
また、ゴムべらで端もしっかりと押さえて下さい
押さえたところが後々カッターで切り取るガイドになります

H再度乾燥

障子紙を張り終わったら、霧吹きで全体に水をかけて再度乾燥させます
霧吹きをした後は絶対に障子紙部分に触らないようにしてください
【さん】の部分を持って、日当たりのいいところで乾燥させます
この乾燥も1時間は見ておいて下さい

余分な部分の切り取り

しっかりと乾燥したら、ガイドとカッターを使用して余分な部分を切り取ります
カッターは普通のカッターでも切れますが、糊が乾燥し切れていないと引っかかって切りにくくなりますので障子紙専用のカッターでしっかりと乾燥させてから切って下さい

障子張りの不思議

いつも障子紙の張り替えをしていておもうのですが、障子紙を張った後、霧吹きで水をかけると、よれていた障子紙がぱんぱんになります
すごく綺麗に仕上がるのですが、なんで水をかけただけであんなにハリがでるんでしょうね・・・

張り具合をわかってもらう為に動画を撮りましたのでご覧下さい
最初は結構よれよれだったんですよ

とにかくやってみることが大切

障子紙の交換を依頼している方、今回の障子紙張り替えにかかった費用は1,300円くらいです
自分の家なら失敗してもいいじゃないですか
結構楽しいので、是非チャレンジしてみて下さい!!!

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